試合後の取材エリアで、34歳DFは三笘の隣に突然現れ、「ナイスプレー！」と声をかけた。吉田は三笘に気を使わせたくなかったそうで、事前に連絡をしていなかったという。そのため、吉田キャプテンの登場に、三笘は非常に驚いた様子だった。

約3年ぶりに古巣サウサンプトンを訪れた吉田麻也。試合後に三笘にも声を掛けた　©Kosuke Tajima

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　W杯での活躍を受け、三笘は「チームでの感触はいいものがある。信頼は少し増えたなと感じます」とし、チームメートや監督の評価が上がっていると語った。さらに、「VARの話だったり、みんなには（日本代表が）いいとこまで行ったねと褒められます」と続け、ブライトンで“三笘の1ミリ”や日本代表の躍進についても話を振られることがあると明かした。W杯は、サッカー選手なら誰もが憧れる夢の舞台である。その場所でインパクトを残したことで、所属先のブライトンでも大きな影響があったようだ。

　しかし、カタールW杯については「もう過去のこと」とピシャリ。気持ちを切り替え、年末年始の過密日程期に入ったプレミアリーグの1試合、1試合に集中していくと力を込めた。

　来季の欧州リーグ出場も狙える7位の好位置につけるブライトンについて、三笘は「上位に持っていけるようにしたい」と言う。

　世界最高峰プレミアリーグで切磋琢磨していけば、自身の成長につながるのは間違いない。さらなる奮起を自分に求めながら、29歳で迎える4年後のW杯に向けて新たな一歩を踏み出した。

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