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「三笘薫の存在にドイツが混乱」「逆転してからも…」W杯逆転劇の要因を三都主アレサンドロが解説「コスタリカ戦こそ日本の対応力が」 

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沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

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photograph byKiichi Matsumoto/JMPA

posted2022/11/25 11:30

「三笘薫の存在にドイツが混乱」「逆転してからも…」W杯逆転劇の要因を三都主アレサンドロが解説「コスタリカ戦こそ日本の対応力が」<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto/JMPA

同点ゴールの起点となった三笘薫。三都主アレサンドロも森保監督の交代策を称えた

「そうだね。コスタリカのスペイン戦のフォーメーションは5-4-1だったけど、攻守両面で機能しなかった。次の試合ではフォーメーションを変えてくる可能性があり、日本選手の対応力が問われる」

逆転勝ちは素晴らしいけど、まだ1試合を終えただけ

――初戦で強豪を倒したとはいえ、喜びすぎるのもまずいですね。

「その通り。W杯で4回も優勝している国に逆転勝ちを収めたのは素晴らしいけど、まだ1試合を終えただけ。コスタリカ戦でしっかり勝ち点3を取り、グループステージ突破の可能性を高めてもらいたい(注:日本がコスタリカに勝っても、ドイツがスペインを破れば日本のGS突破は最終節スペイン戦まで持ち越される)」

◇ ◇ ◇

 アレックスは、日本の劇的な勝利に喜びを露わにしながらも、至って冷静だった。

 日本代表の選手たちにしても、我を忘れて舞い上がっている節はない。

 日本は、1998年以来、7大会連続でW杯の舞台に立ち、喜びも悲しみも、歓喜も屈辱も味わってきた。欧州のクラブでプレーする選手が年を追うごとに増えており、世界の強豪国への階段を着実に登っている感がある。

 ただし、アレックスが言うように、勝負はこれから。日本の真価が問われるのは、27日のコスタリカ戦なのかもしれない。<つづく>

#2に続く
「冨安健洋の故障が」「もっと三笘薫と伊東純也を…」三都主アレサンドロが“残念なコスタリカ戦”を斬る「最大の失敗は失点じゃない」

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