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スペイン人記者が断言「日本の番狂わせはクボ次第」チーム移籍後に激変…久保建英が最大の脅威と語るワケ 「スペインの弱点を知っている」
text by
ロベルト・ラマホ/ディアリオ・アスRoberto Ramajo
photograph byKiichi Matsumoto
posted2022/11/23 17:11
カタールW杯で番狂わせを起こす鍵は「クボの意外性」。スペイン人記者がそう語る理由とは
今のクボは中央のポジションでしか輝きを放てない選手でも、守備面でハードワークできないと批判されていた選手でもない。7月にラ・レアルの一員となって以降、彼は守り、攻め、フットボールを生み出す穴のない選手となった。
「ここでの4カ月がなければW杯には行けなかった」
わずか4カ月のうちに、これだけの進化を促したイマノルの功績は讃えるべきものだ。想像して欲しい。彼の指揮下でこの先4年間プレーした後、果たしてクボはどんな選手に成長しているのだろうか。
もちろんこれだけの急成長を遂げる上で、クボ本人の努力があったことは間違いない。実際、クラブ関係者は口を揃えて彼のプロ意識の高さ、チームへの献身性を讃えている。
ラ・レアルとは長期契約を結んだが、ワールドカップに出場するためには短期間で結果を出す必要があることを意識していたのだろう。クボは先日、クラブメディアのインタビューでこんな言葉を口にしている。
「ラ・レアルのチームメート、監督やスタッフに感謝したい。正直、ここでの4カ月がなければワールドカップには行けなかったと思うから」
タケ・クボからタケ・アル・クボへ。新天地で飛躍のきっかけをつかんだ彼は、心身ともに素晴らしい状態でワールドカップを迎える。日本代表はカタールの地で、サンセバスティアンで培った日々の成果を享受することになるはずだ。
<#3「スペイン代表の現地評」につづく>
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