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「マエダの爆発的加速力はジョーカーでこそ」「セルティックでは主にウイングを…」前田大然を知る英国記者の“ホンネ評価”
text by
アレックス・オヘンリーAlex O’Henley
photograph byKiichi Matsumoto
posted2022/11/17 17:02
俊足で1トップ先発候補の前田大然。前線からのプレス役としても期待される
9月のアメリカとの親善試合のように、前線の中央で先発し、高い位置からプレスの急先鋒となることが有力なのか。
おそらく、センターフォワードに決定力を一番に求めているわけではなさそうな森保監督なら、そうした起用法を考えそうだ。まずは守備から──。そう考えると、何度もスプリントができる前田は前線中央に最適かもしれない。
あるいは前田のスピードはサイドの方が生かせるかもしれない。セルティックでは主にウイングを担っており、その汎用性の高さも日本代表に選出された要因のひとつと言えそうだ。
あの爆発力な加速力はジョーカーでこそ効果的では
はたまた、あの爆発的な加速力はジョーカーでこそ、もっとも効果的に生かされる可能性もある──ちょうど決勝点を奪ったマザーウェル戦のように。
いずれにせよセルティックから唯一、日本代表としてカタールへ向かうスキンヘッドのサムライは、いつも通り、チームに全てを捧げるに違いない。
「僕は挑戦したいんです」と前田は言う。「フォワードなので、チームのために得点したいし、チームのために走り回って戦いたい」
結果がどうなるかは別にして、意欲的に戦う姿を見せてくれることは間違いなさそうだ。
<古橋、旗手編につづく>