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中山雄太W杯絶望などケガ人続出…森保ジャパンが“交代策で番狂わせ”するには? “ドイツの名将”から学べる「2つの要点」
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byKiichi Matsumoto/Getty Images
posted2022/11/05 17:01
森保一監督とナーゲルスマン監督。選手交代策1つをとっても指揮官の仕事は重要となる
森保監督が心身両面のコンディションを考えた策を本当に行なうとしたら一見の価値があるが――世界的GKナバスらを擁し、ブラジルW杯でベスト8進出を果たした経験のあるコスタリカは、戦略的にも実を結びにくい難敵であることを忘れてはならない。
中山の負傷によって“長友との交代パターン”にも影響か
ハダーズフィールドの中山雄太が2日のサンダーランド戦でアキレス腱を痛め、今季絶望となったことがクラブから発表された。W杯予選で「長友佑都-中山」でパターン化していた左サイドバックの交代策にも、影響を及ぼす可能性がある。
さらにケガからの復帰を目指す板倉滉や浅野拓磨だけでなく、冨安健洋、久保建英、田中碧、守田英正らが所属クラブで負傷し、鎌田大地は胃腸炎のために11月5日の試合の欠場が決まるなど、起用法が直前まで流動的な状況になるかもしれない。
それでも――しらけているだけでも、祈っているだけでも、状況は何も変わらない。
本大会が終わるその日まで、目の前にある課題について問い続けないといけない。日本代表に良くなる余地があると信じて。それが記者としてできる唯一のことなのだから。
<#1からつづく>
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