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「朝起きた瞬間に1番だ!」ヤクルト高津監督の閃きが的中…山田哲人の覚醒とルーキー丸山の”決定打” 恩師ノムさん超えの連覇なるか
text by
鷲田康Yasushi Washida
photograph byNanae Suzuki
posted2022/10/26 12:45
日本シリーズ第3戦を7-1と快勝し2勝1分としたヤクルト高津臣吾監督。2年連続日本一に向けて4戦目以降、どう戦うのか
「チームは生き物。安定し、成熟したレギュラー陣に、どれだけ新しい力が刺激を与えられるか。そういう新陳代謝がチームの中に生まれなければ、連覇というのはなかなかできない」
長嶋さんは言っていた。
結果的には野村ヤクルトが92年、93年と連覇を果たした以降の94年から4年間は、巨人とヤクルトが交互に優勝を繰り返している。まさにこの2チームが宿敵として相争う時代が続き、2人の監督にはいずれも連続日本一の経験はない。
”恩師・野村超え”に挑む日本シリーズ
高津監督にとっては、“恩師・野村超え”に挑むシリーズ。その目標にまた一歩、前に踏み出したが、この先にはまだまだ険しい道が続くことも承知している。
「明日、また勝ちたいと思うだけですね」
試合後に髙津監督はこう短く第4戦への意気込みを語った。
山田も調子が戻り安定したレギュラー陣に若手選手の躍動でチームには勢いがある。
連覇への手応えがないといえばウソだろう。
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