酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
村上宗隆と山本由伸は当然、絶対的キーマンだが… 昨年に続く激闘必至の「日本シリーズ男」候補は誰だ!〈成績で展望〉
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byHideki Sugiyama/JIJI PRESS
posted2022/10/22 11:03
それぞれ村上宗隆と山本由伸という大黒柱がいるヤクルトとオリックス。2年連続同カードの日本シリーズはどんな結果になるか
以後の先発の陣容はほぼ互角で、救援投手の勝負になるだろう。
両軍ともにクローザーにやや不安があるが、救援陣の頭数は揃っている。延長戦になっても互角ではないか。オリックスは昨年、第6戦で山本を再度起用したが、競り合いになれば今年もその可能性はあるだろう。
村上、吉田正以外に「シリーズ男」になり得るのは?
打線については、ヤクルトは村上次第か。昨年は23打数5安打、打率.217だったが2本塁打を放って存在感を示した。村上が打てばチームは活性化する。
オリックスは吉田正が神がかった打棒を振るっているので、歩かされる可能性が大きい。後ろを打つ杉本の出来がポイントか。昨年は24打数7安打3打点、打率.292と活躍した。
昨年、ヤクルトは中村悠平が打率.318でMVPに選ばれた。いわゆる「シリーズ男」が出たチームが有利になる。
その可能性がある選手として、ヤクルトは「第3の男(外国人選手)」キブレハン、オリックスは下位打線で意外性を発揮する紅林弘太郎の名前を挙げておこう。
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