近江・山田陽翔が証言…浅野翔吾は何がスゴイのか？ 4打席目の“申告敬遠”は「納得できないところはありました」

2打席目の一発…「読みのズレ」と「失投」

――三回表、1アウト一塁から、浅野君にバックスクリーンに放り込まれた同点2ランのことから聞かせてください。打った瞬間、「センター！」と指をさしていましたが、低い弾道だったので、さすがに入るとまでは思わなかったのですか。

山田　思わなかったですね。初球、インコースの真っすぐ（146キロ）を投げたときに、まったく反応していなかったので、変化球を待っているのかなと思ったんです。なので、（打たれた3球目は）外のギリギリの真っ直ぐを投げたつもりだったのですが、それがシュート回転して真ん中（寄り）に入ってしまった。（浅野が）狙い球を変えたのかどうかはわからないですけど、速い球に速いスイングが当たったらボールは飛ぶ。それが真っすぐの弱点。もっと厳しいコースに放るべきでしたね。自分の詰めの甘さが出てしまいました。

インタビューに応える山田陽翔

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――高校時代、ホームランは何本くらい打たれたのですか。

山田　6、7本くらいだと思います。

――これまで打たれたホームランの中でも、浅野君の一発は、やはり衝撃的でしたか。

山田　いや、びっくりはしなかったですね。去年（の夏）、大阪桐蔭の松尾（汐恩）にもバックスクリーンに打たれているので。同じような弾道で打たれたな、って。そのときも（直球が）甘く入って、ライナーで持っていかれたという感じだったんですけど。

――浅野君は、その松尾君と並び、今大会屈指のスラッガーとして注目を集めていました。試合前は、それなりに研究して臨んだのですか。

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