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プロ野球PRESSBACK NUMBER
甲子園2大スター・浅野翔吾&山田陽翔の“超仲良しエピソード”「布団に入ってきて一緒に寝ていたり…」「(山田は)僕のこと、大好き(笑)」
text by
佐藤春佳Haruka Sato
photograph byL)Hideki Sugiyama、R)Nanae Suzuki
posted2022/10/20 11:12
甲子園で名勝負を繰り広げた2人。ドラフト候補・浅野翔吾(左)が明かす、山田陽翔との“仲良しエピソード”とは?
「(近江の)山田と、大阪桐蔭の松尾(汐恩)、智弁和歌山の渡部(海)と僕とでずっと喋っていました。前から仲が良かったんですが、宿舎で部屋も近かったんです。オフの時間はよく4人で携帯ゲームの大富豪をしていました。最初は僕ひとりがめっちゃ弱かったんですけど途中から成長して勝てるようになりました」
野手の2人からは、打撃面で大いに刺激を受けた。
「渡部はミート力があってスイングが強い。松尾は選球眼が良くてミート力もある。状況に応じたバッティングができるので、そこは自分も取り入れたいなと思って見ていました」
山田陽翔は「僕のこと、大好きだと思います(笑)」
準々決勝で対戦し、ホームランを放ちながらも敗れた近江の山田とは、試合後の整列時に「完敗や」と声を掛けられ「次、頑張れよ!」と返した爽やかなシーンが話題になった。
「高校日本代表の遠征中には、(準々決勝の対戦について)“なんであの時ボール球振らんかったん?”とか聞かれましたね。山田の変化球、スライダーとかツーシームは凄いなと思います。投手と野手で違うけれど、山田の相手に向かっていく気迫とか熱さという面では、自分と似ているのかな、と思います。逆に凄いなと思うのは、喋り。受け答えがしっかりしているし、いろんな言葉を使える。喋りの上手さは学びたいです(笑)」
甲子園での名勝負の続きを、いずれプロの舞台で演じることになるかもしれない。特別な存在であるライバルとは、遠征中に随分と仲を深めたようだ。
「なんかくっついてくるんですよ。それぞれ1人部屋だったんですが、朝起きたら勝手に僕の部屋に来てベッドに飛び込んできて……布団の中に入ってきて一緒に寝ていたり、僕が寝ている横で携帯いじったりしてました。僕のこと、大好きだと思います(笑)」
後編では、浅野のプロ入りに向けた思いや、描く未来図。まさかの「捕手転向プラン」も浮上して……。
〈後編へ続く〉
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