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侍ジャパン“最大の不安要素”「クローザーが決まらない」元WBC投手コーチが指摘する“リリーフ3人離脱問題”「巨人・大勢は昨季セットアッパーだったし…」

posted2026/02/27 18:00

 
侍ジャパン“最大の不安要素”「クローザーが決まらない」元WBC投手コーチが指摘する“リリーフ3人離脱問題”「巨人・大勢は昨季セットアッパーだったし…」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

2月26日、WBC侍ジャパンの練習に合流した大谷翔平(31歳)

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遠藤修哉

遠藤修哉Naoya Endo

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Hideki Sugiyama

WBC日本代表の投手構成が、大会開幕前から大きく揺れている。西武・平良海馬に続き、阪神・石井大智、パドレス松井裕樹も辞退。代役として楽天・藤平尚真、西武・隅田知一郎、中日・金丸夢斗が招集された。一方で、武田一浩氏が「いると全然違った」と語るカブス・今永昇太はメンバーから外れた。
 選考漏れと直前の入れ替えが重なり、侍ジャパンの投手設計は当初の想定から修正を迫られている。WBCコーチ経験を持つ武田氏は、この状況をどう見ているのか。【全2回の前編/後編も公開中】

◆◆◆

「杉山が入るかと…」

「いや、困るんじゃないの。かなり痛いですよ」

 武田氏がまず言葉を強めたのは、春季キャンプで左ふくらはぎの肉離れで離脱した平良海馬(西武)だった。今回の代表投手陣の中で、最も起用の幅が広い存在と見ていたからだ。

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「平良は先発、中継ぎ、抑えとどこでも使えるんでね。体も強いし、抑えでも、セットアップでも、先発でもできる。メジャー志向だし、ハートもいいんでね。国際大会はああいうピッチャーは大事なんですよ。彼がいないのは、かなり痛いと思います」

 球種の豊富さ、球威、連投耐性、そして精神面。短期決戦向きの万能型として武田氏が高く評価していた投手であり、「何かやってくれそうな感じがある」とも語っていた。その平良が抜けたことで、ブルペンは不安にさいなまれる。代役として招集されたのは、中継ぎの藤平尚真(楽天)。しかしこの人選については、武田氏は懐疑的だ。

「2024年のプレミア日本代表だし、監督の好みもあるので仕方がないとは思うけど、藤平かあ……。俺は藤平じゃなくて杉山一樹(ソフトバンク)が入るんじゃないかなと思ってた。杉山は専門のクローザーだしね」

 平良と同じく昨季は31セーブを挙げている杉山は予備登録メンバーに登録されている。現在行われているキャンプではWBC球を使用した練習も重ねていたが、“昇格”はなかった。

「昨季の大勢はクローザーではなかった」

 さらに阪神・石井大智が紅白戦で左アキレス腱損傷と選手生命にも関わりかねない、大きなケガをして辞退となった。

 そこには同じく予備登録メンバーだった隅田知一郎(西武)が追加招集され、ブルペンは再編を余儀なくされた。

【次ページ】 「昨季の大勢はクローザーではなかった」

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