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甲子園2大スター・浅野翔吾&山田陽翔の“超仲良しエピソード”「布団に入ってきて一緒に寝ていたり…」「(山田は)僕のこと、大好き(笑)」 

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佐藤春佳

佐藤春佳Haruka Sato

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photograph byL)Hideki Sugiyama、R)Nanae Suzuki

posted2022/10/20 11:12

甲子園2大スター・浅野翔吾&山田陽翔の“超仲良しエピソード”「布団に入ってきて一緒に寝ていたり…」「(山田は)僕のこと、大好き(笑)」<Number Web> photograph by L)Hideki Sugiyama、R)Nanae Suzuki

甲子園で名勝負を繰り広げた2人。ドラフト候補・浅野翔吾(左)が明かす、山田陽翔との“仲良しエピソード”とは?

あの近江戦…「山田が敬遠するんか!って(笑)」

 準々決勝で敗れたものの、打者としての浅野は大会通算3本塁打、打率.700、長打率は1.800と抜群の勝負強さを見せた。

「実はそれまで、自分は大舞台に弱いのかな、と気にしていたんです。(市立屋島)中学校の頃に、横浜スタジアムで全国大会に出たんですが、そこで全然打てなくて……。でも、去年の甲子園から高校野球ファンが注目する試合で力を出せたということが、すごく自信になりました。たくさんの方に応援していただいて、緊張感とかプレッシャーは全くなく、力が湧いてきました」

 印象に残っているのは準々決勝の近江戦だという。好投手の山田陽翔から高校通算67本目となるバックスクリーンへのホームランを放つなど3安打2打点。7回の第4打席では、近江ベンチからの指示で申告故意四球が告げられ、スタンドからはどよめきが起きたほどだった。

「山田から打ったホームランは、会心の当たりでした。バッティング自体もそうですし、配球を読んでアウトコースのストレートを確実に捉えられたことも含めて良かったです。4打席目の敬遠はちょっとびっくりしましたね。山田が敬遠するんか! って思って(笑)」

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 6-7で近江に敗れベスト4進出はならなかったが、浅野は笑顔で甲子園を去った。試合直後に「悔いはないです」と話した思いは今も変わらないという。

「新チームになった時から、甲子園でベスト8、という目標をたてていました。ただ甲子園に出たい、というだけではそこで終わってしまう。その先の甲子園で勝てるチームになるんだとみんなで目指して練習してきた。最後の近江戦でも、今まではミスが出たり点を取られたら落ち込んで流れが一気に悪くなっていたところを、追いつくことができた。結果的には負けましたけど、みんなしっかり集中できていたと思います。甲子園は1試合1試合、自分達を成長させてくれる素晴らしい場所でした」

【次ページ】 大阪桐蔭・松尾らと「大富豪をしていました」

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