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甲子園2大スター・浅野翔吾&山田陽翔の“超仲良しエピソード”「布団に入ってきて一緒に寝ていたり…」「(山田は)僕のこと、大好き(笑)」 

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佐藤春佳

佐藤春佳Haruka Sato

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photograph byL)Hideki Sugiyama、R)Nanae Suzuki

posted2022/10/20 11:12

甲子園2大スター・浅野翔吾&山田陽翔の“超仲良しエピソード”「布団に入ってきて一緒に寝ていたり…」「(山田は)僕のこと、大好き(笑)」<Number Web> photograph by L)Hideki Sugiyama、R)Nanae Suzuki

甲子園で名勝負を繰り広げた2人。ドラフト候補・浅野翔吾(左)が明かす、山田陽翔との“仲良しエピソード”とは?

 キャプテンをつとめる浅野を、長尾健司監督は、野球漫画『ドカベン』のアニメ主題歌の一節から「気は優しくて力持ち」と評する。名門の主将として、リーダーシップをどのように発揮してきたのだろう。

「キャプテンをやらせてもらいながらバッティングの方でも主軸を任せてもらっていたので、そこをきっちりと分けて考えることを意識していました。自分が打てないと勿論悔しいのですが、そこで落ち込むのではなくチーム全体を見てベンチでしっかり声を出せるように。打てなくてもチームが勝てばいいんだ、と」

 コロナ禍での高校生活だった。県外の高校との練習試合も多く経験できず、夏の大会中には初戦後に新型コロナウイルスの影響から主力の3年生2人が登録を外れた。

「長尾先生には普段から全員平等に練習させてもらっている。だから誰かがいないから無理だと不安に思うことはなく、あの2人が帰ってくるまで絶対に勝ち続けよう、少なくとも国体には絶対に出られるように頑張ろう、とミーティングで言っていました。結果的に国体では2人と一緒にプレーできたので、本当によかった」

大阪桐蔭・松尾らと「大富豪をしていました」

 9月には高校日本代表の一員としてアメリカ・フロリダ州で開催されたU-18ワールドカップ(W杯)に出場。世界舞台の戦いを経験した。

「審判のストライクゾーンとかボークの判定とか。そういったものは日本と違うなと思いました。対応できたこともあるし、できなかったこともある。印象に残っているのは、対戦相手だった韓国の163kmを投げる投手です。160kmを超えるボールに対したのは初めて。最後にアウトコースからクッと食い込んでくるような球筋で、ボールだと思って手が出なかった。上には上がいるんだ、ということも実感しましたし、これからもっとレベルアップしていきたいと思いました」

 大会中は甲子園で熱戦を繰り広げた同世代のライバルたちとチームメイトになり、大いに交流を深めたという。

【次ページ】 山田陽翔は「僕のこと、大好きだと思います(笑)」

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