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「大谷翔平は不向きだと思う…」スポーツマンNo.1決定戦で2度優勝、飯田哲也54歳に聞いた「あの番組で活躍できる現役プロ野球選手は?」
text by
長谷川晶一Shoichi Hasegawa
photograph byTakashi Shimizu
posted2022/09/13 17:02
伝説的な番組『スポーツマンNo.1決定戦』のプロスポーツマン大会で2度優勝し、“スポーツマンNo.1の申し子”と呼ばれた飯田。現役プロ野球選手で出たら活躍しそうな選手を聞いてみると…
飯田 そうですね。ケインは「絶対に負けない」という気持ちが本当に強かった。「負けたらしょうがないな」という思いがまったくないんです。周りがプロアスリートばかりなのに、負けたら本当に悔しがる。そんな姿を見ていたら、「コイツ、すごいな」と思ったし、グッとくる思いも芽生えましたよね。
――ショットガンタッチでは、飯田さん自らケインさんのもとに近づいて、何やらアドバイスをしている姿が放送されました。
飯田 彼が聞いてきたので、ダイビングのやり方を教えた記憶があります。プロでもないのにあんなに全力で競技に臨む姿勢は、素直に見習いたいなと思いました。
もし今も番組があれば、塩見泰隆が優勝候補
――現在、もしもまだ番組が存続しているとしたら、優勝を狙えそうなプロ野球選手は誰になりそうでしょうか?
飯田 塩見じゃないですか(即答)。
――東京ヤクルトスワローズの塩見泰隆選手ですか。「ヤクルトの一番センター」ということでは飯田さんとイメージが重なる部分がありますね。
飯田 「ヤクルトの後輩だから」というのももちろんあるけど、塩見は僕よりもパワーがあるから、スピード系だけでなくてパワー系の競技でもいい成績を残すと思います。スピード系で部門優勝を狙いつつ、パワー系でもコンスタントに加点していけば、総合優勝も十分可能性は高いと思いますね。
――「スピードがあって、パワーもある選手が有利」だとなると、「トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)」経験者は、この番組向きだと言えそうですね。
飯田 向いていると思いますよ。今年は本調子ではないけど、数年前の山田哲人(ヤクルト)も十分可能性は高いと思いますね。あとはギータ(柳田悠岐・ソフトバンク)も数年前の状態ならイケたと思いますね。あ、でも、ギータはダイビングがあまり上手じゃないから、どうかな(笑)?
「あのスピードは番組向き」と挙げた選手名は…?
――現役選手では他に誰が浮かびますか?