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「大谷翔平は不向きだと思う…」スポーツマンNo.1決定戦で2度優勝、飯田哲也54歳に聞いた「あの番組で活躍できる現役プロ野球選手は?」
posted2022/09/13 17:02
text by
長谷川晶一Shoichi Hasegawa
photograph by
Takashi Shimizu
1995年から2010年にかけて放送された「最強の男は誰だ!壮絶筋肉バトル!!スポーツマンNo.1決定戦」(TBS系列)。平成を代表する一流選手たちが集結し、各種目で実に白熱したバトルが繰り広げられた伝説的な番組で2度の優勝を果たし、同番組を象徴するスターとなったのが飯田哲也だ。飯田に「芸能界から唯一参加のケイン・コスギ」と「スポーツマンNo.1になれそうな現役選手」、「スポーツマンNo.1決定戦とは何だったのか」について聞いた。(全3回の3回目/#1、#2からの続き)。
ケイン・コスギの一途さに胸を打たれた
――1995年元日放送の第1回大会に続いて、99年1月1日放送の第5回大会でも見事に総合優勝を果たしました。第3回大会では松井稼頭央、第4回大会では緒方孝市がチャンピオンとなり、雪辱を期した感慨も大きかったのでは?
飯田 別にそんなに感慨はなかったです(笑)。特に「絶対にリベンジするぞ」とか、「復活してやるぞ」という思いは全然なくて、ただ「楽しいから、面白いから出演する」という感じでしたから。優勝が決まった瞬間はすごく嬉しかったけど、チャンピオンに返り咲いた喜びというよりは、ショットガンタッチで「ボールに触れた」という喜びでした。
――この大会ではケイン・コスギさんに、飯田さんがアドバイスを送るシーンも話題となりました。このときの心境は覚えていますか?
飯田 最初は「プロアスリートの中に俳優が出てもかなうはずがないだろ」と思って見ていました。でも、彼は本当にストイックで真面目で、すごくいいヤツでした。モンスターボックスに果敢に挑戦している姿を見ているうちに最初の印象は大きく変わりましたね。
――彼の懸命な姿を見ているうちに、何か感じるものが芽生えたのですか?