こうして色々あったオールスターも終わり、プロ野球は後半戦に突入した。パ・リーグは混戦状態に入っており、厳しい戦いが続く。プロ1年目の松川にとっては未知の境地となる。

「ここから優勝のために一戦一戦が大事になってくる。キャッチャーとしてチームに貢献できるようにしっかりと食らいついてやっていきたい。前半戦は思い通りにいかないことが多かったけど、しっかりと反省をして次に生かしてチームの勝利に貢献できる選手になりたいと思います」

　オールスターでひと回り成長した18歳の若者は力強く言った。

オールスター後に改めて目標を記した松川　©Chiba Lotte Marines

　他球団の主力選手と過ごした2日間は刺激的だった。そのすべてが今後の野球人生の糧となる。どんどん吸収し、成長を続ける背番号「2」。佐々木朗希投手との“完全試合バッテリー”の次なる試合にも注目が集まる。この若者の未来はどこまでも広がっている。

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