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18歳松川虎生「またオールスターに出たい」山川のピコピコハンマーに感謝、胸にしまう“憧れ”矢野監督の「すごいな」
posted2022/08/02 11:01
text by
千葉ロッテマリーンズ取材班Chiba Lotte Marines
photograph by
KYODO
独特の雰囲気にさすがに気負いがあった。
オールスターゲームのパ・リーグ捕手部門でファン投票1位、選手間投票1位で選出された千葉ロッテマリーンズのルーキー松川虎生捕手はいつもとは違い、少しばかり緊張していた。
7月26日、福岡PayPayドームでの第1戦。パ・リーグ選手たちは試合開始4時間前に一塁側サロンに集合した。球界を代表する猛者たちが集った空間。松川はマリーンズの先輩選手たちの間に入りモジモジとしていた。
「緊張していました。でも最初に山川(穂高)さんが話しかけてくれて、すごく気持ちが楽になりました。森(友哉)さんも話しかけてくださった。やりやすい環境を作ってくれました」
松川はそう言って、率先して声をかけてくれた西武ライオンズの先輩たちに感謝した。
キャッチャー森友哉とは、どんな話を?
堂々の1位選出とはいえ、初めての舞台だけに選ばれた選手の中での実績、成績の違いは歴然。戸惑いがあったのは想像に難くない。その中で山川と森は一番に気さくに話しかけてくれたことで、オールスターの雰囲気を楽しく感じられるようになった。
森とは一緒にキャッチボールをするなど練習相手を務めた。
「どんな話をしたの? ってよく聞かれます。本当に野球の話とかは、ほとんどなくて普通の話。あのピッチャー打ちにくいよねとかはありましたけど。でも、色々な話ができました」