Jをめぐる冒険BACK NUMBER
日本代表生き残りへ“E-1ラストチャンスを生かした5人”とは? 3ゴールの相馬勇紀、最大の発見・町野修斗と“化けそうなマリノス勢”
text by
飯尾篤史Atsushi Iio
photograph byEtsuo Hara/Getty Images
posted2022/07/28 11:08
E-1で目立った相馬勇紀や町野修斗、海外組を含めても常連の谷口彰悟や山根視来……彼ら国内組が日本代表を突き上げられるか
有言実行の3ゴール、町野が“今大会最大の発見”
★町野修斗★
湘南ベルマーレ/センターフォワード
1999年9月30日生まれ
今大会:3試合出場3得点
大会が始まる前に「3ゴールを目標にしている」と宣言したとおり、見事な有言実行を成し遂げた。この新進気鋭のストライカーの魅力は、シュートパターンの豊富さとシュートレンジの広さだろう。相手DFの背後への抜け出しが鋭く、ヘディングでも決められ、ミドルシュートも持ち合わせている。今大会でも一体何度、強烈なミドルシュートを放ったことか。
履正社高時代には2列目もこなしていたからか、味方を生かすようなプレーも上手い。左右に流れてチャンスメイクに回ったり、ポストプレーからワンタッチではたいて攻撃にリズムをもたらすこともできる万能型のストライカーだ。テレビ中継で解説を務めた岡田武史さんが「ガツガツさが足りない」と指摘していたことを質問され、「いや、ガツガツしてるつもりなんですけど(苦笑)」と返すなど、ユーモラスな面も。ギラヴァンツ北九州時代や現在の湘南でのプレーはもちろん見ているが、それでも“今大会最大の発見”と評したくなるインパクトを残した。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。