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マスクの窓から野球を見ればBACK NUMBER
《ドラフト中間報告》これがピッチャー“ドラ1候補”ベスト10…「北山は違うだろう、どうして?」昨年のランキングの“予想結果”も
posted2022/06/17 17:03
text by
安倍昌彦Masahiko Abe
photograph by
KYODO
昨年の5月上旬、この連載コラムで「ドラフト中間報告」と題して、時の有望選手の中から投手・野手に分け、それぞれ10人の選手を選んだ上に、10位から1位の順位まで付けてしまう……という不遜な企画を実行し、多くの方に読んでもらいました。
なにぶん、私の独断と偏見に基づいた人選と評価のために、やはり多くの方から「それは違う……」「ならばこっちの選手だろう」と、ずいぶんとアドバイスやお叱りをいただき、とても勉強になりました。
そこで今年も同様の内容で、再度「10選手」を挙げてみようということになり、昨年より1カ月ほどシーズンも深まって、ドラフト候補のパフォーマンスもおおむね見極められたこの時期に行なうことになりました。
「北山は違うだろう、どうして?」
ちなみに、昨年の「投手・中間ベスト10」は下記のようなランキングでした。
<昨年の中間ベスト10(投手編)>
第1位 森木大智・高知高→阪神1位指名
第2位 小園健太・市立和歌山高→DeNA1位指名
第3位 達孝太・天理高→日本ハム1位指名
第4位 石田隼都・東海大相模高→巨人4位指名
第5位 北山亘基・京都産業大→日本ハム8位指名
第6位 隅田知一郎・西日本工業大→西武1位指名
第7位 廣畑敦也・三菱自動車倉敷オーシャンズ→千葉ロッテ3位指名
第8位 畔柳亨丞・中京大中京高→日本ハム5位指名
第9位 椋木蓮・東北福祉大→オリックス1位指名
第10位 竹田祐・明治大→三菱重工West
この中では、日本ハム・北山亘基の活躍が目立ってくるが、実は、昨年の記事では、「北山は違うだろう、どうして?」という反応が最も強烈だったのだから、野球は面白い。
果たして、今年はどんな顔ぶれがランクインするのか。昨年の3倍ほど混沌としている今年のドラフト戦線だけに、「それは違うだろう……」という反応がより数多く寄せられることを楽しみにして、始めることにしよう。