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佐々木朗希20歳はどんな高校生だった? 野球部同級生3人が明かす“素顔”「朗希は打つ方でもスゴかった」「あの日、グループLINEが大騒ぎに」
text by
熊崎敬Takashi Kumazaki
photograph bySankei Shimbun
posted2022/06/05 17:04
2019年7月25日、岩手県大会決勝で花巻東に2-12で敗れ、大船渡高・佐々木朗希の“最後の夏”は終わった。前日に129球を投げていた佐々木はこの日出場しなかった
「野球部のグループLINEが大騒ぎに」
震災直後の小学4年生のときから一緒に野球を続けてきた今野聡太は、誕生日がたまたま1日違いで、佐々木と毎年バースデイプレゼントを贈り合う間柄。
盛岡大学で野球を続ける今野は、完全試合のときのことをこう振り返る。
「週末を過ごした大船渡から盛岡に帰ってくるとき、朗希が完全試合をしていて、野球部のグループLINEが大騒ぎになっていました。ぼくは移動中だったので参加しなかったですけど、でも当時の同期はみんなつながっていますよ。いまでもみんな、ものすごく仲がいいですからね」
“佐々木朗希と仲間たち”ではない、大船渡高校野球部の同期として。だから最後の夏から3年経ったいまもみんながつながり、佐々木が快投を演じるたびにワイワイと盛り上がるのだ。
Number1052号「佐々木朗希 完全を超えろ」では、佐々木朗希投手の高校時代のチームメイトたちが秘話を明かした「大船渡高校 3年後のグループ通話」が掲載されています。
本特集では、佐々木朗希投手のインタビュー「ここからは僕にとっても未知の世界です」をはじめ、18歳の女房役・松川虎生捕手の証言や井口資仁監督が語る起用法、完全試合ドキュメントなど、令和の怪物を徹底解剖! ぜひご覧ください。