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《佐々木朗希と“幻の完全試合”伝説》山井→岩瀬の落合采配は井端も納得の「最善策」、西口文也は“9回完全”だったが…
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byJIJI PRESS(C),Sports Graphic Number(L,R)
posted2022/04/18 11:01
中日時代の落合博満監督と佐々木朗希、現役時代の西口文也。「幻の完全試合」で注目を浴びることになった
日本ハムは相手として再び「幻の完全試合」を経験した
前代未聞の2試合連続完全試合が視界に入ったものの、ロッテの井口資仁監督は球数や佐々木の疲労度を考慮し、スコアが0-0のまま、8回を投げ終えた佐々木を降板させた。
試合の均衡が破れたのは10回表だった。新庄監督がオープン戦から期待し続けた万波中正が、値千金のソロ本塁打を放ち、ついに先制する。日本ハムにとってこの日唯一となる安打で挙げた1点を守り切った日本ハムが、勝利を挙げたのだ。
“完全試合リレー”での日本シリーズ敗北と、佐々木の2試合連続完全試合ペースを経て、わずか1安打での勝利。野球の持つドラマ性がひときわ際立つものとなったのは、当時の落合中日、そして佐々木朗希と戦った日本ハムという存在があってこそだろう。
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