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「ポイチ、お前のことを信じているヤツいるから」批判された森保監督に岡田武史が送ったシンプルなアドバイス「結局、誰が責任取るのって…」
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byGetty Images
posted2022/03/29 17:02
3月24日のオーストラリア戦を2-0で勝利し、カタールW杯出場を決めた森保一監督
「結局、誰が責任取るのっていう話」
「結局、誰が責任取るのっていう話。あの選手を使ったほうがいいって人は言うけど、もしパフォーマンスが良くなかったら“ああ、ダメだったか”で終わり。でも森保は、それじゃ済まない。選手の情報を誰が一番持っているかと言ったら、それは森保なんだから。責任と覚悟を持って彼はいろいろと判断していると思うよ」
3月24日、日本はアウェーでオーストラリアに勝ってワールドカップ出場を決めた。DAZNの解説席には岡田がいた。
「もってますね。彼は強いですよ」
落ち着いた口調で、そうしみじみと言った。
岡田から始まったワールドカップ出場の歴史。日本人監督として岡田以来となる最終予選突破の役割を果たした。
無論、本番はこれからである。ただ、岡田の目から見ても、森保一は日本代表監督として随分とたくましくなった。それは間違いのない事実である。 (#1、#2からつづく)
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