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カーリング吉田夕梨花&鈴木夕湖を「クレイジースイーパーズ!」海外も絶賛…小学生時代から2人が歩んできた“五輪までの道” 

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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posted2022/02/20 06:01

カーリング吉田夕梨花&鈴木夕湖を「クレイジースイーパーズ!」海外も絶賛…小学生時代から2人が歩んできた“五輪までの道”<Number Web> photograph by AFLO

日本勢初の五輪決勝進出を決めたカーリング女子日本代表(ロコソラーレ)。フロントエンドを務める吉田夕梨花(左)との鈴木夕湖(右)

鈴木夕湖)徹底したトレーニングとオカリナ秘話

 146cmと海外の選手と比べればひときわ小柄な鈴木は、誰にも負けないトレーニングで体力を培ってきた。スイープはもちろん、テイクアウトをはじめとする難しいショットも決め、決勝進出に貢献している。

 一方で、1月のカナダ合宿に趣味のオカリナを持参したというエピソードが面白い。感想を問われて、「最高の絶景で吹くことができました」と顔をほころばせる一面も持ち合わせる。

 そして、この吉田(夕)、鈴木が何よりも評価されてきたのが、“スイープ力”である。

海外でも称賛される、吉田夕&鈴木の“スイープ力”

 ストーンを投げた先の氷をブラシで掃くことで、届く距離や曲がり具合をコントロールできる。そのスイープを主にこの2人が担っている。1試合でスイープする距離は2キロ以上とも言われるが、どのチームよりも懸命にスイープする姿は、何度も映っていたはずだ。タフな仕事をやりきる2人への評価は海外でも高く、「クレイジースイーパーズ」とも呼ばれている。

 そんな2人のスイープ力があるから、投げる力を多少弱めても、あるいは意図したより弱くても、狙うところへストーンを運んでいける。そのジャッジも的確で、「ナイススイープ!」と感謝される理由がそこにある。

 加えて、判断力の高さも特徴だ。

 ストーンを投じたあと、「7半」「8」などと声を発している。これはストーンのスピードをコールしているのだが、その的確さが素晴らしく、サードの吉田知那美、スキップの藤澤五月へとつなげることができている。

【次ページ】 小学生時代から…2歳違いの二人が過ごしてきた長い時間

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