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カーリング吉田夕梨花&鈴木夕湖を「クレイジースイーパーズ!」海外も絶賛…小学生時代から2人が歩んできた“五輪までの道” 

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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posted2022/02/20 06:01

カーリング吉田夕梨花&鈴木夕湖を「クレイジースイーパーズ!」海外も絶賛…小学生時代から2人が歩んできた“五輪までの道”<Number Web> photograph by AFLO

日本勢初の五輪決勝進出を決めたカーリング女子日本代表(ロコソラーレ)。フロントエンドを務める吉田夕梨花(左)との鈴木夕湖(右)

小学生時代から…2歳違いの二人が過ごしてきた長い時間

 30歳の鈴木、28歳の吉田(夕)と2歳違いの2人の過ごしてきた時間は長い。

 小学生時代に一緒にプレーしていた2人は、吉田(夕)が中学に入学すると、鈴木がプレーしていた「ROBINS」に加入、チームメイトとなった。このチームは、吉田(夕)が加わる前シーズン、中学生のみの構成でありながら2006年トリノ五輪に出場した「チーム青森」を予選リーグで破るなどして日本選手権で3位になり脚光を浴びていた。吉田(夕)が加入した年も日本選手権で3位になっているが、このチームのスキップが吉田知那美である。3人は高校時代もそろってプレーしている。

 2010年、ロコ・ソラーレが創設されたとき、吉田(夕)と鈴木はチームに名を連ねた。ロコ・ソラーレ立ち上げから今日まで一緒にプレーしてきたことになる。

 その道のりは、決して順風満帆であったわけではない。特に大きなスポンサーがあるわけではなく、北見市常呂町に根を張りつつ、チームは少しずつ土台を築いてきた。でも目標としていたソチ五輪出場は、世界最終予選日本代表決定戦で敗れ、叶わなかった。挫折の思いも小さくなかっただろう。

 それでも結成から12年、同じチームで生きてきた。

「みんなが一緒に氷の上に立ってくれていると思っていました」

「チームでいいショットを決め切れたと思います。チーム力を見せつけることができたと思います」

 スイス戦後、鈴木は語った。チームの歴史をそのはじめから歩んできたことを思えば、「チーム力」という言葉は生半可ではない。

 吉田(夕)は、フィフスの石崎琴美やチームを支えるスタッフを思う。

「みんなが一緒に氷の上に立ってくれていると思っていました」

 決勝で迎えるのはイギリス。平昌五輪の3位決定戦で対戦し、勝利した相手でもある。

 あれから4年、再びゴールドメダルゲームであいまみえる。吉田(夕)と鈴木のプレーは、決勝でも日本代表の大きな柱となるはずだ。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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