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カーリング吉田夕梨花&鈴木夕湖を「クレイジースイーパーズ!」海外も絶賛…小学生時代から2人が歩んできた“五輪までの道”

posted2022/02/20 06:01

 
カーリング吉田夕梨花&鈴木夕湖を「クレイジースイーパーズ!」海外も絶賛…小学生時代から2人が歩んできた“五輪までの道”<Number Web> photograph by AFLO

日本勢初の五輪決勝進出を決めたカーリング女子日本代表(ロコソラーレ)。フロントエンドを務める吉田夕梨花(左)との鈴木夕湖(右)

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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AFLO

 ついに壁を1つ破った。

 カーリング女子日本代表の「ロコ・ソラーレ」は2月18日、1次リーグ最終戦で敗れたスイスと準決勝で対戦。8-6で勝利し、初の決勝へ進んだ。

 5勝4敗。糸を手繰り寄せるようにつかんだ準決勝進出からの勝ち上がりだ。その中でもこのチームならではの特色を見せてきたことが、この成績につながっている。

 それを象徴するのが、この言葉だ。

「ナイススイープ!」「ありがとう!」

 試合の中で、そんな言葉が数えきれないほど掛けられる2人がいる。リードの吉田夕梨花とセカンドの鈴木夕湖だ。「フロントエンド」と称されるこの2つのポジションは、チームの柱の1つであり、「ロコ・ソラーレの財産」という高い評価も度々聞こえてくる。

 それもそのはずで、今大会でも2人はそれぞれのポジションで自身の持ち味を発揮している。

吉田夕梨花)ショット成功率は驚異的99%

 何よりも安定してドローを投げられる吉田(夕)は、スイス戦では99%と驚異的なショット成功率を記録した。18日のスイス戦、第10エンドでも好調を思わせる場面があった。

 先攻チームのセカンドの第1投まではフリーガードゾーンにある相手のストーンをはじき出すことができない。その状況下で、しっかりと相手のストーンをあててずらす「ウィック」を2つも決め、スイスの戦略通りにはさせなかった。これが日本の大金星につながったのは間違いない。

 明るい4人の中でも、取材中の応答は落ち着いた佇まいを見せる。それもプレーと通底しているだろう。

【次ページ】 鈴木夕湖)徹底したトレーニングとオカリナ秘話

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