「具体的な数字を言うのは時期尚早だろう。しかし春にはインパクトのある印象を与えられると思う。

　それには先ほども言ったようにフィットネスを上げると同時に、回復力も鍵になる。イングランドの日程はとてつもなく過酷で、ほぼ3日ごとに試合があるからね。その緊張感を楽しみたい」

プレミアリーグの中位では不十分だ

――あなたはこれまでハノーファー、シャルケ、ホッフェンハイム、ライプツィヒなどで監督を務めてきました。ユナイテッドはあなたが率いてきた中で、最も選手の質が高いチームではないでしょうか？

「選手だけでなく、これまでで最高のスタッフがそろっていると思う。そこに新たにGKコーチ、メンタルコーチ、フィジオが加わる。新しいエネルギーがクラブに注入されるだろう」

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――今季の目標をどう設定していますか？

「クラブの格を考えたら、プレミアリーグの中位では不十分だ。現在4位から10位の勝ち点差はそれほど離れていない。CL出場権争いは混戦だが、私たちは十分に4位以内に入れると考えている。

　CLの決勝トーナメント1回戦では、アトレティコ・マドリーという強敵と対戦する。CLの舞台は、私たち全員にとって大きなモチベーションになる。これは私たちの足跡を残すチャンスであり、大きなサプライズを起こすチャンスでもある。多くの人が、私たちが勝ち上がるとは予想していないだろうからね」

――来季、あなたは暫定監督の役目を終え、コンサルタントとしてクラブに携わる予定です。いったいどんな役割を担うのでしょうか？

「正直なところ、まだどうなるか決まっていないんだ。早ければ春ごろにクラブの上層部と話し合い、意見を出し合う予定だ。まずはプレー、フィットネス、戦術を改善し、チームを正しい方向に導きたい」＜後編に続く＞