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クリロナも「全く同じように」プレッシングを… “欧州最新トレンド戦術の教授”ラングニックが語るマンU改革案

posted2021/12/23 11:02

 
クリロナも「全く同じように」プレッシングを… “欧州最新トレンド戦術の教授”ラングニックが語るマンU改革案<Number Web> photograph by Getty Images

クリスティアーノ・ロナウドとコミュニケーションを取るラングニック監督

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アレクシス・メヌーゲ

アレクシス・メヌーゲAlexis Menuge

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ヨーロッパが誇る名指導者、ラルフ・ラングニックが独占取材に応じてくれた。マンチェスター・ユナイテッドの現状や指導経験のある内田篤人、ザルツブルク時代に獲得した南野拓実について聞いた(翻訳:木崎伸也/全2回。内田・南野編も

 戦術×スターという意味で、今季最大の「実験」になるに違いない。

 今年11月下旬、ラルフ・ラングニックがマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任することが決まった。今季いっぱい“暫定監督”として指揮し、来季からはコンサルタントとして補強に携わる予定だ。

 ラングニックは極限までプレッシングや切り替えの速さを追求した「パワーフットボール」の創始者で、ホッフェンハイムやライプツィヒを次々に前衛的なクラブに育てあげてきた。現在、ラングニックの教えを受けた指導者たちが、ヨーロッパ中で活躍している。チェルシーのトゥヘルやバイエルンのナーゲルスマンが代表格だ。

 ただし、ラングニックのサッカーには、とにかく運動量が求められる。スター選手たちが反発する可能性はゼロではない。世界的な名門クラブを掌握できるかは未知数だ。

「教授」はユナイテッドをどう変革するのか? 新天地で3戦の指揮を執ったラングニックがドイツに一時帰国した際、シュツットガルトでインタビューを行なった。

フィットネス面でかなり高い要求をしていく

――あなたが就任するまで、マンチェスター・ユナイテッドはどこに問題を抱えていたのでしょうか?

「まず私は数日間かけて徹底的な調査を行い、チームに欠けているものを特定しようとした。特に体力面、戦術面、年齢構成を含むチーム編成面についてね。

 実際、いくつかの問題点が見つかった。しかしそれ以上にチームが大きなポテンシャルを秘めていることがわかり、このクラブは国内でもインターナショナルの舞台でもたくさんのことを成し遂げられると確信したよ」

――戦術面では早速変化が現れていますね。プレッシングの強度が上がり、縦へ速く攻める意識が高まったように見えます。監督に就任してから何を変えたのでしょう?

「今、マンチェスター・ユナイテッドで最も優先的に取り組むべきことは、フィットネスの向上だ。プレッシングとゲーゲンプレッシングを実行するためには、優れたフィットネスが不可欠だからだ。

 これから選手たちに、フィットネス面でかなり高い要求をしていく予定だ。ボールを奪うには、コンパクトさを保ち、規律とインテリジェンスを持ってチームの一部として動かなければならない」

――ユナイテッドでは、どんなトレーニングをしていますか?

【次ページ】 クリスティアーノもまったく同じようになる

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