交代になった際には、ベルナベウのスタンドから拍手が湧き起こり、それにムドリクが拍手し返すシーンもあったことが、この試合で彼が見せたプレーを象徴したのではと感じます。

　トータルで見ると、マドリーが優位に展開をしているようには感じましたが、最後の最後まで、シャフタールも得点を挙げたワントップのフェルナンドを中心にマドリーゴールに鋭い攻撃を仕掛けていきました。その攻めに対してCBのエデル・ミリタンやアラバ、GKのクルトワも一瞬も気を緩めず守って、2－1の勝利に導いた――という印象でした。

激しい競争と《同年代との仲間との無邪気さ》の同居

　1日でR・マドリーのユースカテゴリーとトップチームを両方撮影する機会を得ました。当たり前のことかもしれませんが、トップチームのクオリティの高さを際立って感じるとともに、ユース年代での激しい競争、またその中に中井らが身を置きながらも同年代の仲間と純粋にサッカーを楽しむ無邪気さを感じることができ、良い経験になりました。