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今年のJ1残留争いは“4チームが降格”…下位6チーム「ラスト5試合でどこが生き残るのか?」見極める4つのポイント
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byGetty Images
posted2021/11/01 17:02
今年は4チームが降格と厳しい残留争い。残り5試合でどこがJ1に生き残るのか?
前節も徳島とアウェイでの6ポイントゲームになったが、粘り強く引き分け、勝ち点1を積み上げた。移籍組の呉屋大翔は9試合で1ゴール、梅崎司は途中出場のみで、増山朝陽は9試合中5試合がスタメンだが、いまひとつ力を発揮できずにいる。残り5試合の相手は、福岡、ガンバ、鹿島、横浜FC、柏だ。残留を争うガンバ、柏、横浜FCとの試合が残っているが、特に大事なのがホームゲームのガンバ戦、横浜FC戦だろう。大分はアウェイの戦績は1勝2分13敗だが、ホームの戦績は6勝5分6敗とイーブンで、アウェイより勝つ確率は高い。ホームの2試合を取った上でアウェイの試合をいかに凌いで勝ち点に結び付けていくか。
ラスト5試合の厳しい相手が続く《19位・ベガルタ仙台》
仙台は、夏に長崎からFW富樫敬真を獲得。アウェイのガンバ大阪戦では2ゴールを挙げて勝利に貢献するなど、7試合3得点とまずまずの結果を出している。
チームは、9月に入ってガンバ戦に勝利してから3敗1分けとなかなか勝ち点を積み重ねることができていなかった。だが、前節の広島戦で勝利を挙げ、最下位を脱出、ムードが変わりそうだ。得点はここ6試合7得点だが、もう少し点が取れる雰囲気はある。
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ラスト5の対戦相手は、神戸、名古屋、湘南、福岡、鹿島。ACL圏内を狙う神戸、名古屋の上位陣、そして残留争い組の湘南、最後は鹿島と厳しい相手がつづく。神戸から湘南までの3試合が重要になるが、とりわけ次の神戸戦の結果が今後を左右しそうだ。昨年からの対戦成績は1勝2敗だが、神戸のホームでは勝利している。大迫勇也ら主力が不在の神戸に勝って勢いを再び加速できるか。そうして名古屋、湘南とつづく重要な試合を乗り越えることができれば、16位の背中が見えてくるだろう。
湘南とともに残留争いの大きなキーに《20位・横浜FC》
横浜FCは、一時は最下位のドン底に喘いでいた。だが、9月から前節まで2勝1分3敗と低迷期を出しつつある。その要因のひとつは、夏の補強に積極的に動いたことだろう。現在、9試合4ゴールのサウロ・ミネイロを始め、DFガブリエウとMFアルトゥール・シルバはチームの主軸になっている。
チームは、9月末に横浜F・マリノス戦に引き分けてからスイッチが入ったように鹿島、徳島を撃破し、自信を回復したような強さを見せている。こうした勢いは残留争いを生き抜くためには欠かせないものだが、前節に湘南に敗れたことがどう選手に影響するか。