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「PSGメッシ」の初得点と“FKの壁で寝転び”、ネイマールとの友情を撮った… 18歳のバルサ新10番ファティも復活〈激写〉
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2021/10/02 17:01
背番号30の「PSGのメッシ」。移籍後初得点となったCLマンチェスター・シティ戦を撮りに行った
不協和音を吹き飛ばすメッシ初ゴールの瞬間
ゲームが終盤に差し掛かった74分、メッシがムバッペとのパス交換から左足でシュート。
ボールは見事な軌道を描いてゴールネットに突き刺さり、メッシのPSG初得点となりました。シティを突き放す追加点に、感情を爆発させつつ、見事なヒールパスを見せたムバッペを讃えるメッシ。試合前に囁かれたチームの不協和音を吹き飛ばします。
カンプノウで撮りなれたメッシのセレブレーション。見慣れないユニホームと背番号30でした。
最終盤、試合後に話題になるシーンがありました。シティのFKに対し、壁に指示を出すドンナルンマ。カメラを壁に移すと、メッシが寝転び役を引き受けていました。それを気にかける様子のネイマール。FK後にも、声をかけていました。とはいえ、特別騒ぎ立てるようなことではなく、この次のFKではムバッペも寝転ぶ役をやっていました。
最後は、話題の3ショットを撮ることもできました。
試合後、スタジアム近くの安宿(安宿と言っても75ユーロ、日本円で1万円弱なのにぼろぼろ。パリは高い……)で、写真作業をしていると、日付が変わった0時か1時だったか、メッシ、メッシという掛け声が聞こえてきました。
アンスというバルサの新しい王様の誕生を撮影してから、2日後のパリで見たメッシはやはりメッシでした。相手がシティだったので苦戦はしましたが、リーグなどでは快進撃が始まることを願っています。