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「PSGメッシ」の初得点と“FKの壁で寝転び”、ネイマールとの友情を撮った… 18歳のバルサ新10番ファティも復活〈激写〉
posted2021/10/02 17:01
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph by
Daisuke Nakashima
ラ・リーガやヨーロッパサッカーの試合撮影を精力的に行っている現地在住の日本人フォトグラファー中島大介氏。そのオリジナル写真を定期的に掲載している(関連記事からもご覧になれます)。
9月26日にリーガ7節バルサvsレバンテ戦を、そして28日にはCL グループステージ2節パリ・サンジェルマン(PSG)vsマンチェスター・シティ戦の撮影をしました。
前者では、CLバイエルン戦の大敗からリーガでも2試合連続で引き分け、クーマン監督の去就が慌ただしくなってきたバルサの新10番のお披露目があるのではと話題になっていました。
後者は、今シーズンのCLグループステージの中でも屈指のカードであり、またバルサから電撃移籍した旧10番メッシの初ゴールがそろそろ生まれる事を期待して撮影に向かいました。
メッシから10番を引き継いだアンスの復帰戦
まずはバルサ戦から振り返っていきましょう。
試合開始に先立ち、ペドリを筆頭に東京オリンピックでメダルを獲得したバルサに所属する選手たちの紹介が行われました。あらためて、バルサがサッカーだけのクラブではないという事を感じました。
この日の一番の目当ては、18歳でメッシから引き継ぐ形でバルサの新10番を纏うことになったアンス・ファティの撮影でした。前日会見でのクーマン監督の「出場は15分になるだろう」との言葉通り、ベンチからのスタートに。同じくカンテラ出身のリキ・プッチと談笑する姿も見られました。
試合開始早々にメンフィスが自ら獲得したPKを流し込み、バルサが先制ゴールをゲット。幸先の良いスタートを切りました。新加入ながら、ピッチの上ではリーダーシップを発揮しチームを鼓舞するメンフィス・デパイの姿は印象的でした。
新加入のルーク・デヨングもバルサでの初ゴール。観客から優しい声援が飛びました。
この日の先発には17歳のガビ。19歳のニコの姿がありました。一方、ケガから復帰したコウチーニョはドリブル突破を試みる場面も。