「体が大きいわりに器用さを感じる」

「150キロを投げられる高校生は貴重で、風間君は打たれない150キロを投げる資質が十分にある。外野の守備や打撃を見ていると、体が大きいわりに器用さを感じるので、クイックも身につくと思う。これだけの素材ですから、今の時期にテクニックを覚える必要はない」

　ドラフト1位で指名されると断言した。

　最速157キロ。世代最速投手の風間は、高校野球に幕を下ろした。

「悔しいですけど悔いはありません。ここで悔しがって終わるのではなく、上の舞台でやりたいので課題を見つめ直したいです」

　涙はない。課題は成長につながる好機。次のステージで、課題を収穫に変えた姿を見せる。

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