甲子園の風BACK NUMBER
大谷翔平や坂本勇人らの影響が高校野球にも?「2番打者」に監督がバントのサインを出さなかった“2つの理由”〈青森・弘前学院聖愛〉
text by
間淳Jun Aida
photograph byGetty Images/Kyodo News/JMPA
posted2021/08/21 20:00
高松商・浅野翔吾のような2番打者が増えているのも、大谷翔平や坂本勇人の影響が大きいのかもしれない
ノーサインや2番・最強打者が新たな潮流となるか
新型コロナウイルスの感染拡大で、どのチームも対外試合ができない苦労があった。状況判断を培う実戦を何よりも重視してきた弘前学院聖愛にも、逆風となった。
主将の佐藤海は、走塁や判断ミスを敗因に挙げた。それでも、「この経験は今後に絶対つながると思います。自信にしていきたいです」と前を向いた。
指揮官のこだわりが詰まったノーサイン。さらに、「最強打者」を2番に置く打線。甲子園で勝利を積み重ねれば、本州最北端・青森代表の野球が全国の王道になる日は来るかもしれない。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。