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「チアが登場」「女子吹奏楽部員も」“共学”になった横浜高校が迎える初の甲子園…“これぞ男子校”の伝統応援はどう変わった?《最新レポート》 

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梅津有希子

梅津有希子Yukiko Umetsu

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posted2021/08/21 11:01

「チアが登場」「女子吹奏楽部員も」“共学”になった横浜高校が迎える初の甲子園…“これぞ男子校”の伝統応援はどう変わった?《最新レポート》<Number Web> photograph by Sports Graphic Number

共学化に伴い、横浜高校が新体制で初めて迎える甲子園。伝統を残しつつ、チアリーディングが加わり華やかになった応援も見どころだ。

応援のテーマは「シンプル」「力強く」「元気いっぱい」

 同校では、伝統的に応援指導部が大太鼓をたたく。『第一応援歌』に『第五応援歌』、『鉄腕アトム』など、切れ目なく応援曲が流れ、男子校時代とまったく変わらない。

 吹奏楽部前顧問の立石洋介氏に、新生応援の感想を聞くと、「まったく変わってないですね」と笑顔で話す。

「応援曲の楽譜自体がシンプルな作りで、力強く吹くように出来ていますし、そのように指導してきました。女子生徒たちも、『このスタイルで応援したい』と入部してきたので、今どきの流行曲を入れる訳がない(笑)。これまで通り、勢いのある応援は変わりませんね」(立石氏)

 チアリーディングの振り付けも、「かわいい振り付けは避けた」と小林氏は話す。

「横高の応援スタイルに合うよう、かわいらしい振り付けではなく、バットを振る動きを取り入れるなど、元気いっぱい踊れる振り付けを意識しました。1回戦は9回まで負けていましたが、絶対逆転出来ると信じていた。生徒たちにも、『最後まで信じて、選手にパワーを届けよう!』と、あきらめずに元気に踊り続けました」(小林氏)

 3年前に共学化が発表された際、一般の人から「応援はどうなるのか」と電話が来たほど、応援にも多くのファンがいる横浜高校。今回テレビ中継で新体制の応援を見て、チアが加わった以外は何も変わらず、ホッとしたのではないだろうか。

 2回戦では智弁学園(奈良)と対戦する。強豪校同士、見ごたえのある応援合戦にも注目したい。

 追記 ※22日(日)から、チアリーディング部や吹奏楽部などの応援団は入場禁止が決定しました。

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