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号泣の久保建英「こんな悔しいことはないし、この気持ちを…」悲願のメダルには届かなかったが、U-24日本代表は本当にアツいチームだった
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byGetty Images
posted2021/08/06 20:40
メキシコ戦後の堂安律と久保建英
<名言2>
エネルギーを溜めていたわけではないけど、余裕があったので、この試合に懸ける思いは強かったし、意識的に行くところは行こうと思っていました。
(遠藤航/NumberWeb 2021年7月26日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/849043
◇解説◇
グループステージから決して楽ではない対戦国が並んだ中で、最大の強敵と目されたのがメキシコだった。守護神にはW杯4大会出場のオチョアが構え、背番号10にはラ・リーガの強豪ベティスで期待値の高いライネスらが名を連ねるなど、実力国相手にどこまで戦えるか――との戦前の予想だった。
しかし試合はいきなり久保、堂安が立て続けにゴールを奪い2点をリードする。終盤には直接FKから1点差に詰め寄られたものの、最終盤の谷晃生のビッグセーブなどもあって、2-1でキッチリと勝利した。
この試合で白眉だったのは、中盤センターを司る遠藤だった。3分にはボールキープから右足のアウトサイドパスを送ってチャンスを創出したかと思えば、中盤でのデュエルでまったく怯まず、インターセプトで相手ゴールへと迫ろうと意欲的なプレーを見せた。
猛暑の中でもドイツのブンデスリーガで「デュエルマスター」となった実力をいかんなく発揮した遠藤だが、「前回の南アフリカ戦は相手がブロックを敷いた中での戦いだったので、そこまで運動量が求められなかった」ので、メキシコ戦ではパワーが有り余っていたようだ。リオ五輪では主将を務めながらグループステージ敗退の憂き目にあった遠藤だが、同じオーバーエイジの吉田麻也、酒井宏樹とともに頼りになる存在だった。
麻也「メダル確実と言われている選手たちが……」
<名言3>
他の競技でもメダルが確実と言われている選手たちが予選敗退するなかで、もう一回集中して気を緩めずにやろうと。
(吉田麻也/NumberWeb 2021年7月29日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/849128
◇解説◇
南アフリカ、メキシコと連勝した日本だったが、他会場の結果によって第3戦も「2点差以上で負けた」場合はグループステージ敗退の可能性が残った。しかしそんな状況にもフランス相手に勇敢に戦い、4-0の完勝を飾ったのだ。
センターバックには吉田とともにA代表でもコンビを組む冨安健洋が戻って安定感のある守備を披露。また上田綺世が久保と酒井のゴールを呼び込むシュートを放ったし、三好康児や前田大然ら途中出場の選手がゴールを決めるという好循環が生まれた。
ちなみに吉田はこの試合前、五輪競技である野球の日本vsドミニカ戦を見ていたという。