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号泣の久保建英「こんな悔しいことはないし、この気持ちを…」悲願のメダルには届かなかったが、U-24日本代表は本当にアツいチームだった

posted2021/08/06 20:40

 
号泣の久保建英「こんな悔しいことはないし、この気持ちを…」悲願のメダルには届かなかったが、U-24日本代表は本当にアツいチームだった<Number Web> photograph by Getty Images

メキシコ戦後の堂安律と久保建英

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NumberWeb編集部

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雑誌「Sports Graphic Number」と「NumberWeb」に掲載された記事のなかから、トップアスリートや指導者たちの「名言」を紹介します。今回はサッカーU-24日本代表にまつわる5つの言葉を、取材現場から届いたコメントや写真とともに振り返ります。

<名言1>
「今日決めるとしたら自分だ」と自分に言い聞かせていた。
(久保建英/NumberWeb 2021年7月23日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/848996

◇解説◇
 1968年メキシコ五輪以来となる53年ぶりのメダル獲得を期待された、U-24日本代表。東京五輪世代と呼ばれた彼らは2019年のコパ・アメリカ参戦を筆頭に世界の列強相手に強化を積み重ね、いよいよ本番を迎えた。

 初戦の相手は南アフリカ。新型コロナウイルス陽性反応や濃厚接触者が出て、試合開催が当日になって正式決定するなど、非常に難しいシチュエーションの中でキックオフを迎えた。

鮮やかにゴール左隅を射抜いた先制弾

 実際の試合も守備を固める相手に対して、得点はほしくてもカウンターからの失点を喫したくない日本が慎重に試合を進める展開となった。その膠着した展開を打ち破ったのは背番号7の久保だった。後半26分、田中碧のサイドチェンジをペナルティエリア右で受けると、カットインから迷うことなく左足を振りぬき、シュートはゴール左隅を射抜いたのだ。

 堂安律とともにダブルエースとして期待され続けた20歳の一撃。重圧がかかる場面だったが「そういう(点を取る)気持ちでやらないと勝てないですし、待っていても誰も決めてくれないなと思っていたので、しっかり自分のゴールでチームを勝たせることができてよかった」と少しユーモアを交えつつ語り、初戦白星をもたらしたのだった。

【次ページ】 麻也「メダル確実と言われている選手たちが……」

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