プロ野球亭日乗BACK NUMBER
侍ジャパン、金メダルまであと2勝! “五輪のラッキーボーイ”甲斐拓也だけでない、次々に逆転勝利できる理由<準決勝は韓国戦>
text by
鷲田康Yasushi Washida
photograph byMasaki Fujioka/JMPA
posted2021/08/03 12:40
アメリカ戦のタイブレークでサヨナラ安打を放ち、喜びを爆発させた甲斐
オープニングラウンドで米国に敗れて2位通過となった韓国だが、ノックアウトステージ初戦のドミニカ共和国戦では土壇場の9回に3点を奪って逆転サヨナラ勝ち。そしてこの日の第1試合で行われたイスラエル戦では打線が爆発して11対1の7回コールドで勝ち上がるなど、日本同様にドラマチックな形で勢いをつけての準決勝進出だ。
「韓国はサヨナラ勝ちという終盤の粘りもある」
「韓国はサヨナラ勝ちという終盤の粘りもありますし、非常に強いチームだと思っています」
稲葉監督はこう語り改めて気持ちを引き締めた。
この五輪は敗者復活戦を含めた複雑なレギュレーションで行われているため、ここまで全勝の日本は韓国戦で敗れても、そこで敗退ではなくもう1度、決勝戦まで進めるチャンスは残される。
ただもちろんここまできたら目標は無敗で世界一へと上り詰めて、日本野球の底力を世界に示すことだろう。
悲願の金メダルまで、あと2つの勝利である。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。