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“104億円の18歳ペドリ”にU-24日本代表全員の総計が満たないなんて悔しい… “732億円軍団スペイン”を打ち破れ〈市場価格調査〉
text by
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph byNaoki Nishimura/AFLO SPORT
posted2021/08/02 17:06
強化試合でのペドリと田中碧のマッチアップ。準決勝スペイン戦では無敵艦隊をぜひ撃退してほしい
<スペイン>
GK
ウナイ・シモン(2000万ユーロ/26億円/24歳)
アルバロ・フェルナンデス(400万ユーロ/5億2000万円/23歳)
イバン・ビジャール(250万ユーロ/3億2500万円/24歳)
DF
オスカル・ミンゲサ(1500万ユーロ/19億5000万円/22歳)
パウ・トーレス(5000万ユーロ/65億円/24歳)
エリック・ガルシア(2000万ユーロ/26億円/20歳)
フアン・ミランダ(700万ユーロ/9億1000万円/21歳)
マルク・ククレジャ(2000万ユーロ/26億円/23歳)
ヘスス・バジェホ(500万ユーロ/6億5000万円/24歳)
オスカル・ヒル(250万ユーロ/3億2500万円/23歳)
MF
マルティン・スビメンディ(2000万ユーロ/26億円/22歳)
ダニ・セバージョス(2700万ユーロ/35億1000万円/24歳)
ミケル・メリノ(4000万ユーロ/52億円/25歳)
ペドリ(8000万ユーロ/104億円/18歳)
カルロス・ソレール(4000万ユーロ/52億円/24歳)
ホン・モンカヨラ(700万ユーロ/9億1000万円/23歳)
ブライアン・ヒル(3000万ユーロ/39億円/20歳)
ミケル・オジャルサバル(7000万ユーロ/91億円/24歳)
FW
マルコ・アセンシオ(3500万ユーロ/45億5000万円/25歳)
ダニ・オルモ(5000万ユーロ/65億円/23歳)
ラファ・ミル(1200万ユーロ/15億6000万円/24歳)
ハビ・プアド(600万ユーロ/7億8000万円/23歳)
総額=5億6300万ユーロ/約731億9000万円
総額732億円、ペドリは確かにスゴいけど
総額732億円、それもペドリ1人で日本の22人総額を超えられている、ということに悔しさがこみあげて来る。
とはいえペドリは今後のサッカー界を担うと目される1人だ。世代交代に苦しんでいる感があるバルサにおいて、ペドリは新時代の象徴的存在になりつつあるからだ。大会前の日本との親善試合でも、イニエスタやシャビを想起させるスルーパスやドリブルに衝撃を受けた人も多かったはず。
そのペドリは18歳となる20-21シーズン、リーグ37試合3得点3アシスト、CL7試合1得点1アシスト、国王杯6試合2アシストの成績を残した。それにとどまらず、EURO2020には全6試合に出場するなど、多忙なシーズンを送った。
で……疲れがあるはずなのに、五輪でも全4試合に出ている。「ちょっとは休ませてあげて!」というバルサファンの声も聞こえてくるが、本人としてはピッチに立ちたくて仕方ないのだろう。
わずか1年足らずで1500万ユーロ(当時17歳にしてこの価格がスゴいのだが)から8000万ユーロにジャンプアップしたのも、引き抜きを目論むメガクラブが数多いことを思えば、当然か。レアル・ソシエダで盤石の主力アタッカーであるオジャルサバルも、非常に高い評価額だ。