沸騰! 日本サラブ列島BACK NUMBER
【日本ダービー】サトノレイナスとウオッカの“大きな違い”とは? エフフォーリア圧倒的有利も、対照的な脚質の「怖い存在」が
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byPhotostud
posted2021/05/29 17:02
無敗でダービーに臨むエフフォーリアは皐月賞まで2着との差をどんどん広げている
そして、桜花賞2着というところは同じでも、ウオッカは前年の阪神ジュベナイルフィリーズでGI勝ちを果たしていた。強烈な末脚が武器というところもサトノレイナスと同じだが、ウオッカは自身の「勝ち切る決定力」をGIの舞台で見せていた。
そして、ウオッカはダービーで2枠3番という内枠からの発走だったが、サトノレイナスは8枠16番という外枠からのスタートとなってしまった。
これらの要素がどう作用するか。作用したとしても、「牝馬の時代」の世代トップレベルの牝馬なのだから、勝ち負けになると見るべきなのか。
タイトルホルダーは、二強と脚質が対照的
◎エフフォーリア
○サトノレイナス
▲タイトルホルダー
昔からダービーに直結しやすい弥生賞ディープインパクト記念を勝ち、皐月賞で2着に来たタイトルホルダーは、二強と脚質が対照的なだけに怖い存在だ。
武豊のディープモンスター、松山弘平のグラティアスも、当日の気配次第で連下に加えるかもしれない。
2年ぶりの有観客のダービーだ。ゴール前で観客が拍手で迎えるシーンを想像するだけで、胸が高鳴る。