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久保建英、必死の守備と突破が実らずイラ立ち…相手が同情? 乾・武藤も直面する残留争い最終盤と序列の厳しい現実【激写】 

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中島大介

中島大介Daisuke Nakashima

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photograph byDaisuke Nakashima

posted2021/05/16 11:03

久保建英、必死の守備と突破が実らずイラ立ち…相手が同情? 乾・武藤も直面する残留争い最終盤と序列の厳しい現実【激写】<Number Web> photograph by Daisuke Nakashima

セルタ戦で途中出場した久保建英。出番が限られる中で必死のプレーを見せている

まさかの試合終了に苛立ちを見せて……

 久保は一度左に持ち替えてから、さらに切り返して縦に突破。相手を振り切ってからの右足でのセンタリングでしたが、味方のシュートにはつながりませんでした。

 試合終了。審判の微妙なホイッスルに苛立ちを見せてゴールに向かってボールを蹴りました。そのボールはポストを直撃しました。

 セルタBチーム登録の20歳のカルロス・ドミンゲスは久保の状況を同情してか、真剣に話しかけていました。審判になにか詰め寄るシーンもありました。

“緊急事態”明けのスペインは今どんな状況?

 残留争いを繰り広げるピッチだけでなく、最後にビーゴの街の現状も少しご紹介できればと思います。

 ビーゴはスペイン最大の漁港があり、港に近い路上では牡蠣やタコを立ち食いできる屋台が出ており、一つの観光スポットになっています。

 試合前、牡蠣の屋台を訪れました。先日緊急事態宣言が解除されたスペインですが、コロナの影響は大きく、観光客のいない現在、牡蠣を収穫しても破棄することになってしまうということで、漁をしておらず、屋台も出ておらず閑散としていました。近くのレストランも数件回りましたが、どこにも牡蠣はありませんでした。

 代わりにサンブリーニャスという貝と、“亀の手”などと言われるペルセベスを頼み、ガリシアを味わいました。こういった食生活でも早く日常が戻ってほしいです。

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