フランス・フットボール通信BACK NUMBER

レアルへ移籍? ムバッペが語る兄貴分ネイマールへの敬愛「彼が僕を助けてくれたのを絶対に忘れない」

posted2021/05/13 17:00

 
レアルへ移籍? ムバッペが語る兄貴分ネイマールへの敬愛「彼が僕を助けてくれたのを絶対に忘れない」<Number Web> photograph by L’Équipe

4年目にして抜群のコンビネーションを見せるムバッペとネイマールのコンビだが、今季のCL準決勝では不発に終わった

text by

田村修一

田村修一Shuichi Tamura

PROFILE

photograph by

L’Équipe

 しばらく間隔が空いてしまったが、「フランス・フットボール通信」を再開したい。手始めとなる今回は、『フランス・フットボール』誌2月2日発売号に掲載されたキリアン・ムバッペのインタビューである。パスカル・フェレ編集局長がムバッペに、ネイマールとの関係を尋ねている。

 5月8日にネイマールは、パリ・サンジェルマンとの契約を2025年6月30日まで延長した。一方、PSGとの契約をあと1年残すムバッペは、この夏のレアル・マドリーへの移籍が有力視されている。今季も悲願のCL優勝に手が届かなかったPSGのレオナルド・スポーツディレクターとしては苦渋の決断になるのだろうか。

 ムバッペがチームメイトのネイマールを語った。ピッチ上の姿と、とりわけロッカールームでの姿を。(肩書などは『フランス・フットボール』誌掲載当時のままです)

(田村修一)

――ネイマールの何がそんなに凄いのですか?

「彼は本当に何でもできる。それも他の誰よりもうまくだ。パリ・サンジェルマンに加入したとき(2017年8月)には、すでにキャリアのピークにあった。彼に関してそれ以上は何も必要はない。彼は5対0のような大差で勝った試合でのみスペクタクルを発揮し、相手を震撼させる選手ではない。無得点の引き分け試合であっても、効果的かつスペクタクルなプレーを披露できる。皆さんが気づいていたかどうかわからないが、怪我をする以前は本当に“真剣に”プレーしていた。ネイ(ネイマールの愛称)はすべてを即座に理解する。予測して理解するタイプではなく、本能でその場で理解するタイプだ。もちろん最高クラスでもある」

――ふたりがすぐに打ち解けられたのはどうしてですか?

「偉大な選手は誰とでも一緒にプレーができると僕は思っている。それに僕らの関係は初めから明確で、当初から順位は決まっていた。つまりネイマールがプロジェクトの中心で、僕は彼をサポートするために呼ばれた。PSGに加入したころの僕は、存在価値を証明すべき新参者だった。チーム内の優先順位でいえば、ネイマールはもちろんカバーニよりも下だった」

尊敬する兄貴分への気遣い

――しかしあなたはその後W杯に優勝しました。この結果がふたりの関係を変えましたか?

「それはない。彼への敬意は失っていないし、誠実な関係を保ち続けている。それがベースで、ネイのことは本当に尊敬している。W杯後にチームに復帰したとき、彼のことを思うととても悲しかった。僕らはオーストラリアとの初戦に勝ち波に乗った。だが彼は、ロシアでは世界中から不誠実さを責められた。だから僕は彼がすべてをやり過ごせるようにとできるだけのことをした」

【次ページ】 彼が僕を助けてくれたのを絶対に忘れない

1 2 3 4 NEXT
ムバッペ
ネイマール
パリ・サンジェルマン

海外サッカーの前後の記事

ページトップ