酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
阪神・佐藤輝明とDeNA牧秀悟が新人王どころか本塁打王争い? 今のペースなら“清原、長嶋超え”も【週刊セパ記録】
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byKiichi Matsumoto/JIJI PRESS
posted2021/04/27 11:03
すでにそれぞれ6本塁打をマークしている佐藤輝明と牧秀悟。チームは首位と最下位で好対照だが、2人の打棒はどこまで続くか
猛虎打線はマルテ、大山、佐藤輝以外も好調
〇セ・リーグ
打撃
マルテ(神)19打8安3本5点 率.421 RC7.87
鈴木誠也(広)20打7安2本4点2盗 率.350 RC7.15
大山悠輔(神)24打9安3本5点 率.375 RC7.13
山田哲人(ヤ)19打5安3本5点 率.263 RC5.95
大城卓三(巨)19打8安2本4点 率.421 RC5.73
阪神はマルテ、大山だけでなく新人佐藤輝明も1本塁打7打点、さらに梅野隆太郎、木浪聖也、サンズも4打点と打線全体が好調をキープしている。
ヤクルト・山田はマルテ、大山と並ぶリーグ最多の3本塁打、通算でも同僚の村上宗隆に並ぶ8本塁打でトップに立った。山田は過去、3回のトリプルスリーを記録しているが、今季はまだ0盗塁である。逆に巨人の梶谷隆幸はこの週最多の4盗塁を決めている。
投手
大野雄大(中)1登 8回率0.00 PR3.33
福谷浩司(中)1登1勝 8回率0.00 PR3.33
大貫晋一(De)1登 7回率0.00 PR2.92
菅野智之(巨)1登1勝 9回率1.00 PR2.75
伊藤将司(神)1登1勝 9回率1.00 PR2.75
中日の大野雄大と福谷浩司は揃って8回零封。しかしエース大野は4試合先発するもいまだ勝利なし。大野が投げた4試合、28イニングの間に味方打線があげた得点はわずか6点。打線の援護がほとんどないのだ。
救援ではヤクルトの石山泰稚が3セーブ、同じく清水昇が4ホールド。今週のヤクルトは5勝1分だったが、救援投手がこれを支えている。
佐藤輝、牧ともにリーグ4位の6本塁打
★今週の“ぴかイチ” 佐藤輝明と牧秀悟★
最終成績の話をするには時期尚早ではあるが、阪神の佐藤輝明とDeNAの牧秀悟が、ともにセ・リーグ4位タイの6本塁打を記録している。
1試合当たりの本塁打のペースで見ると、佐藤は最終的に34本塁打、牧も32本塁打を記録する計算になる。2人は入団1年目の新人本塁打記録に迫る可能性がある。では、これまでの新人で本塁打を量産したバッターはどんな面々だったか。