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池江璃花子100m自由形も優勝…五輪公式サイトも「ミラクル」と称賛した“特別な運命” 20歳のこれまでと今
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byKyodo News
posted2021/04/08 18:05
競泳の日本選手権女子100m自由形で優勝し、4位の大本里佳(左)と抱き合って喜ぶ池江璃花子。ともに400mリレーの東京五輪代表に決まった
すでに池江は100mバタフライで優勝を果たしており、注目度が上がった状態の中だったが、決勝で53秒98のタイムをマークして3年ぶりの優勝。メドレーリレーに続いて400mリレーの東京五輪代表入りを決めた。さらに上の次元に向かおうとしている池江。まさに伊藤氏の“予言”通りになった。
泳ぐことがとても楽しいし、好きなんです
<名言4>
私は練習も試合も含めて、泳ぐことがとても楽しいし、好きなんです。
(池江璃花子/Number973号 2019年2月28日発売)
◇解説◇
2019年2月19日、テレビ番組に録画で出演した池江。そこで白血病を公表してから初めてカメラの前で闘病生活、そして今の思いについて語りつくしたのだが、その明るい表情とは対照的な内容に衝撃を受けた人は多いだろう。
長水路で5つ、短水路では6つもの日本記録を持つマルチスイマーは、療養からの復帰後、2024年パリ五輪を目指すと語っていた。2年ものブランクがあれば、長期的なスパンでの復帰を見据えるのは当然だっただろう。しかし2020年にプールに入って、わずか1年でこれほどまでの復活を見せるとはだれが想像しただろうか。
そして前述した通り、池江は8日の競泳日本選手権・女子100m自由形で100mバタフライに続く“2冠”を達成した。試合後のフラッシュインタビューで「53秒台を出せたのはうれしいけど、もうちょっと出したかったのが正直な気持ち」と明かした池江だが、泳ぐごとに自信をつけているのは間違いなさそうだ。
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