＜出身校別の本塁打数10傑＞
89本 大阪桐蔭（大阪府）
　浅村栄斗（楽）32本、中田翔（日）31本
41本 履正社（大阪府）
　T-岡田（オ）16本、山田哲人（ヤ）12本
39本 智辯学園（奈良県）
　岡本和真（巨）31本、廣岡大志（ヤ、今季から巨）8本
34本 東海大相模（神奈川県）
　大田泰示（日）14本、大城卓三（巨）9本
29本 九州学院（熊本県）
　村上宗隆（ヤ）28本、小田裕也（オ）1本
29本 広島商（広島県）
　柳田悠岐（ソ）29本
28本 つくば秀英（茨城県）
　大山悠輔（神）28本
27本 千葉経大附（千葉県）
　丸佳浩（巨）27本
25本 八戸学院光星（青森県）
　坂本勇人（巨）19本、田村龍弘（ロ）4本
25本 二松学舎大附（東京都）
　鈴木誠也（広）25本

出身高校別・安打／本塁打ランキング

山田哲人の履正社や岡本和真の智辯学園が

　本塁打数の3位までは関西勢。

　大阪桐蔭は、昨年激しい本塁打王争いを繰り広げた楽天の浅村と日本ハムの中田がそろい踏み。2位の履正社はオリックスのT-岡田が16本、ヤクルト山田が12本である。高校時代の山田哲人は、OBになって学校に来たT-岡田（当時岡田貴弘）に刺激を受けて、プレーが変わったと履正社の岡田龍生監督に聞いたことがある。もちろん2人とも、この程度の数字では満足できない選手だろう。

履正社時代の山田哲人©AFLO

　3位の智辯学園は、昨年本塁打王を取った巨人・岡本の台頭が大きい。ヤクルトの廣岡は岡本の1学年下、ともに甲子園に出場している。廣岡は3月1日に巨人へのトレードが決まったが、高校時代のように中軸を組むことができるか。

　ややショックだったのは5位タイの広島商。かつては南海の名将・鶴岡一人や広島の中軸打者だった山本一義、名捕手・達川光男などを生んだ名門だが、今のプロ選手はソフトバンクの柳田だけ。その柳田が29本塁打を放って気を吐いている。

　同様に、つくば秀英は阪神の大山、千葉経大附は巨人の丸、二松学舎大附は広島の鈴木誠也が1人で学校を背負っている形だ。

盗塁数ランキングでは興味深い高校が続々と

＜盗塁数ランキング＞
50盗塁 東農大二（群馬県）
　周東佑京（ソ）50盗塁
42盗塁 智辯和歌山（和歌山県）
　西川遥輝（日）42盗塁
42盗塁 社（兵庫県）
　近本光司（神）31盗塁、辰己涼介（楽）11盗塁
23盗塁 仙台育英（宮城県）
　松原聖弥（巨）12盗塁、上林誠知（ソ）8盗塁
23盗塁 小川（埼玉県）
　和田康士朗（ロ）23盗塁
23盗塁 小松島（徳島県）
　増田大輝（巨）23盗塁
21盗塁 青森山田（青森県）
　京田陽太（中）8盗塁、山崎晃大朗（ヤ）8盗塁
21盗塁 神戸国際大附（兵庫県）
　小深田大翔（楽）17盗塁、坂口智隆（ヤ）4盗塁
21盗塁 弘前実（青森県）
　外崎修汰（西）21盗塁
20盗塁 大分商（大分県）
　源田壮亮（西）18盗塁、川瀬晃（ソ）2盗塁

　盗塁になると、がらっと学校名が変わってくる。いわゆる名門校に交じって、あまり甲子園では名前を聞いたことがない学校が顔を出している。

　1位の東農大二は、現役プロ選手はソフトバンクの周東だけ。しかし周東は昨年、盗塁王3回の西川遥輝を抜いて盗塁王である。

　2位タイの社も現役選手は近本と辰己の2人だけ。近本は新人から2年連続で盗塁王。4位タイの小川、ロッテの和田康士朗が在籍していたが、和田は野球部には所属していなかった。同じく4位タイの小松島もプロ野球選手は巨人の増田以外には輩出していない。

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