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柳沢敦はゲルト・ミュラーの「13」、黄金世代は出身校で決定? 鹿島・鈴木満FDが語る“伝統の背番号”秘話
text by
池田博一Hirokazu Ikeda
photograph byKASHIMA ANTLERS
posted2021/02/26 11:00
ゲルト・ミュラーのように“点取り屋”になって欲しいと願いを込められて「13番」を背負った柳沢敦。その活躍で鹿島にとって特別な番号となった
背番号は“競争心”をあおる
それぞれの背番号に、それぞれの思いが宿っている。加えて、もう一つの意義があることを鈴木満FDは教えてくれた。
「背番号には、“競争心をあおる”という側面もあります。一桁であれば、レギュラー番号という概念があって、それだけでなくアントラーズの歴史のなかで特別な番号という意味もある。やっぱり選手はみんなそういう番号をつけたいという思いがあるんですよ。ですから、“あの選手がこの番号をもらったのに、俺はこの番号か”というような思いも出てくる。それぞれ選手間の思いもくみながら、考えている側面もあるんです」
間もなく、鹿島アントラーズ30周年という節目のシーズンが始まろうとしている。
今シーズンも31名の選手が名を連ね、10名の選手が新たな背番号を背負うことになった。それぞれの選手が、それぞれの番号を背負って。今年もまた、新たな歴史が紡がれていこうとしている。
「鹿島アントラーズ30周年記念サイト」
https://www.antlers.co.jp/lp/30th/#tab-events
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