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「2020年のバロンドールあったら、誰に投票しました?」 日本人唯一の投票権を持つ重鎮記者に聞いてみた 

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茂野聡士

茂野聡士Satoshi Shigeno

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posted2020/12/31 17:02

「2020年のバロンドールあったら、誰に投票しました?」 日本人唯一の投票権を持つ重鎮記者に聞いてみた<Number Web> photograph by Getty Images

2019年のバロンドール受賞は通算6度目のメッシだった。もし2020年にあったとしたら……

1位/ファンダイク(リバプール)
2位/C・ロナウド(ユベントス)
3位/マネ(リバプール)
4位/メッシ(バルセロナ)
5位/マフレズ(マンチェスター・C)

――おお、個人的には納得の面々です。

田村:2019年は確か、ものすごい僅差だったんだよ(※1位のメッシは686ポイント、2位のファンダイクは679ポイント)。バロンドールには1つの大きな投票基準があって、それを重視してこの5人にした。

――大きな投票基準ってなんでしょう。

田村:「コレクティブな活躍」、つまりタイトル獲得にどれだけ貢献したかを個のパフォーマンスと同等、それ以上に重要視している。この年はリバプールがCLを取ったでしょ。国家レベルではUEFAネーションズリーグでオランダが準優勝した。それに加えてDFが獲得する機会はそうそうないし、今回はファンダイクでいいのではと思って投票した。メッシの4位は「今年のバロンドールは彼ではないだろう」と思ってその順位にしたんだけどね(笑)。

――客観的な選考に見える中でも、ちょっとした主観が入るのが面白いですね(笑)。

田村:ロナウドについてもこの年齢(2021年2月で36歳)になって、かなり成熟したとも感じる。レアル・マドリー所属の後期からフィジカルレベルはピークアウトしているかなと感じていたが、彼も同じプレースタイルは貫けないと察したのか、周りをうまく使ってプレーさせるのが非常にうまくなったよね。

――なるほど。では、そろそろ本題の「もし2020年にバロンドールがあったら」の話をしましょう。もし1位を選ぶとすれば……。

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