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悪夢の0-9惨敗も今や昔? サウサンプトンが“二日天下”でもプレミア首位に立てた理由
 

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山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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posted2020/11/15 06:00

悪夢の0-9惨敗も今や昔? サウサンプトンが“二日天下”でもプレミア首位に立てた理由<Number Web> photograph by Getty Images

今季プレミアで好調を保っているサウサンプトン。ハーゼンヒュットル監督の思い描く図を選手たちが体現している

 それでもサウサンプトンは、残留争いに巻き込まれかねない中位以下グループの「同類」と思われたニューカッスルよりも、明らかにレベルが上のチームと見受けられた。

 サウサンプトンは今、2012年に8年ぶりの復帰を果たしたプレミアで、トップ6争いの常連へステップアップを遂げ、欧州の舞台に定着する野望を抱いている。

 選手が身に纏うユニホームの襟元にも、ファンが首に巻くマフラーにも、スタジアムへ続く陸橋の壁にも記されている“WE MARCH ON”のスローガンを地でいくように、愛称“セインツ(聖者)”が勇ましく「行進」しているとまでは言えないかもしれない。

 とはいえ、目標に向かってジワジワと歩を進めてはいる。今季8節で経験したプレミア首位は、今年12月に就任3年目に突入するハーゼンヒュットルが率いるサウサンプトンにとって、一時的であっても、通過した意義のある道標としても喜ばしい。

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