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ドジャース優勝だけど…「ファーム生え抜きが少ないのに強かった」レイズの“チーム構築術” 

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ナガオ勝司

ナガオ勝司Katsushi Nagao

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posted2020/10/28 14:20

ドジャース優勝だけど…「ファーム生え抜きが少ないのに強かった」レイズの“チーム構築術”<Number Web> photograph by Getty Images

2勝3敗で迎えたワールドシリーズ第6戦。3-1でドジャースが勝利し、レイズは優勝を逃した

「金がない」が通じない世界で“生き残る術”

 その教訓が生きたのか、2017年にキアマイアーと「契約延長」した内容は6年5350万ドルと控え目で、2018年にサイヤング賞を獲得したスネルとの契約も5年5000万ドル、ロウに至っては6年2400万ドルという安価で手早く「契約延長」に成功している。

 それでも「トレード」を有効活用すれば、ア・リーグ王者になれるぐらいの戦力バランスを整えることが出来ると証明されたわけだから、今後も近年の「ドラフト」で入団した「ファーム生え抜き」のロウ内野手や左腕フレミング、「投打二刀流」マッケイ選手や左腕マクラナハン投手らの有望株が「トレード」の交換要員として放出される可能性は大いにある。

 それは「金がないから勝てません」などという言い訳が通じないプロの世界での「生き残る術」であり、「ファーム生え抜き」が少なくてもア・リーグ王者になれるレイズ流のチーム構築法なのである――。

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