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リバプール“10年無敗”のマージーサイドダービー 首位エバートンに逆襲チャンス到来 

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三重野翔大

三重野翔大Shodai Mieno

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photograph byGetty Images

posted2020/10/17 11:01

リバプール“10年無敗”のマージーサイドダービー 首位エバートンに逆襲チャンス到来<Number Web> photograph by Getty Images

両軍の本拠地の距離は歩いて15~20分程度。“ご近所さん”のリバプール相手にエバートンはアンフィールドで久々の勝利となるか

オルセンが競争相手となれるか

 元イングランド代表GKのロバート・グリーンは『BBC』の番組内で、

「オルセンの加入によって競争が生まれるので、獲得は効果がある。ピックフォードにとっては、誰がプレーできるか分からなくなるというほどではないが、トレーニングの水準を高めるという点でね」

 と、オルセンが競争相手としてピックフォードのレベル向上に一役買うことを期待した。

 ちなみに18-19シーズンのリバプール戦でも、後半ATにルーズボールの処理ミスで決勝点を許しているピックフォード。次のダービーでは、安定したパフォーマンスで周囲の不安を一掃したいところだ。

リバプールは前節で衝撃の7失点

 一方のリバプールは前節アストンビラ戦で57年ぶりの7失点という衝撃の敗戦。開幕以降の好調を嫌な流れで止めてしまったが、幸いなのは2週間の代表ウィークを挟むこと、そして7失点も食らったことで今一度チーム状況を見つめ直す機会ができたことだろうか。

 この敗戦には多くの要因があっただろう。でなければこんな負け方にはならない。

 主将ジョーダン・ヘンダーソンが出場せず、集中力の欠如したチームを引き締められなかった。サディオ・マネ、アリソンの不在も大きかっただろう。

 うち3失点がディフレクションによるもので運が悪かったという見方もあるが、どれもシュートへの寄せの甘さが招いてしまったものだ。

 失点のなかには個々人のミスが誘発したものもあるとはいえ、チーム全体がうまく機能していなければ、リバプールとはいえ大敗を喫することもあるということだ。

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