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本田圭佑「オレのペースに合わせんかったら衝突する」日本代表がもめた“あの日” 

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posted2020/10/13 17:01

本田圭佑「オレのペースに合わせんかったら衝突する」日本代表がもめた“あの日”<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

2009年のオランダ戦で“格上”の中村(10番)に対し、本田(20番)はFKを「自分が蹴る」と主張した

“事件”はドイツW杯最終予選で起きた

<名言 3>

「口論とかって書かれたけど、大したことじゃない。ヒデとは、今回初めて一緒にやったから」
(福西崇史/625号 2005年4月7日発売)

◇解説◇

 初の決勝トーナメント進出を果たした日韓W杯後、高揚感の中でジーコジャパンは船出を切った。

 チーム立ち上げ当初は中田英寿、中村俊輔、小野伸二、稲本潤一の4人が“黄金の中盤”と称されたが、ドイツW杯予選が始まる頃にダブルボランチの一角をつかんだのは福西だった。

 当時、福西は名波浩や藤田俊哉らとともにジュビロ磐田の黄金期を築き上げていた。高いリスクマネジメント能力とフィジカルをジーコ監督が買って起用したのだが、“事件”は2005年3月、ドイツW杯最終予選イラン戦前の練習で起きた。

 福西と1年ぶりに代表復帰した中田英が、ボールの奪いどころで主張をぶつけ合い、実戦形式の練習が中断するに至ったのだ。絶対的な存在だった中田英に対して、同い年の福西が真っ向から対立したとメディアは大きく騒ぎ立てたが、福西本人は後に飄々と「まあ、初めての意見交換って感じで」と語っている。

 迎えたイラン戦、日本はアウェーで1-2と敗れたものの、福西は一時同点となるゴールを決めるなど、国内組としての存在感と意地を見せた。

 そして続くバーレーン戦では中田英とダブルボランチを組むと、「ヒデと2人で中盤で巧くプレスをかけようと思っていた。お互いの距離が離れすぎないようにってことは注意していたし」と息の合ったプレーで1-0の勝利に貢献した。

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