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グランアレグリア、絶望的位置から豪脚を見せて快勝! 秋は「天高く馬肥ゆる馬券」が吉!?
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byKyodo News
posted2020/10/05 11:35
第54回スプリンターズステークスを制したクリストフ・ルメール騎乗のグランアレグリア
武豊のジャパンは禁止薬物で……
さて、スプリンターズステークスの約8時間後、日本時間の10月4日午後11時5分に、仏国パリロンシャン競馬場で第99回凱旋門賞が行われた。それに先立ち、武豊が騎乗する予定だったジャパンを含め、愛国エイダン・オブライエン厩舎の4頭が薬物検査で陽性となり出走を回避するという残念なニュースが飛び込んできた。これは愛国メーカーの飼料に禁止薬物が混入していたためで、意図的なドーピングとは性質が異なる。
4頭が取り消し、11頭により争われた世界最高峰の凱旋門賞を制したのは、クリスチャン・デムーロが騎乗したソットサス(牡4歳、父シユーニ、仏JC.ルジェ厩舎)だった。クリスチャンは日本で活躍するミルコ・デムーロの弟であり、日本のGIも勝っている。なお、日本のディアドラは、直線で一瞬見せ場をつくったものの、8着に終わった。